建て替え間近!今だけの「須磨海浜水族園(スマスイ)」をもっと楽しもう
「スマスイ」の愛称でおなじみの須磨海浜水族園。神戸市須磨区にあり、神戸市内では唯一の水族館として長年愛されている水族館です。
水族館としては、料金がリーズナブルで気軽に行きやすいのも魅力のひとつ(大人:1300円、中学生:800円、小学生:500円)。なお、小中学生はのびのびパスポートで無料となるため、対象のお子さんがいらっしゃるご家庭なら、実質大人の入園料だけで楽しむことができます。
実はこのスマスイ、非常に歴史ある水族館のため老朽化により近々立替えが予定されています。まだ具体的なスケジュールやリニューアル後の予定は分かっていませんが、現在のスマスイが楽しめるのは今だけ。
遊園地あり、水族館あり、と家族で行くなら2倍楽しい須磨海浜水族園。たっぷりとご紹介していきます。
水量1200トンの大迫力!定番の大水槽
まずは定番とも言える大水槽。正面入り口を入ってすぐのところにあり、沢山のサメやエイなど、大型のおさかな達がお出迎えしてくれます。
奥行きのある水槽なので、出来るだけ近づいて見るのがおすすめ。水槽に張り付いて見ていると、海の中に入っているような気分を楽しめます。
メインの水槽なので混雑していてゆっくり見られない!という時は、閉園間際がおすすめ。比較的人も少なく、ゆっくり楽しむことができますので、お帰りの前にもう一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
無料で楽しめる3つのおすすめプログラム
スマスイには体験系のプログラムが多くあります。有料のプログラムと無料のプログラムがありますが、今回は無料で気軽に楽しめるプログラムを3つご紹介します。
さかなライブ劇場では、1日3回面白い魚たちの生態について飼育員さんが実演や実験を交えながら解説してくれる「さかなライブ」が行われています。
電気うなぎの発電量を体感したり、ハリセンボンを突っついて膨ませてみたり。通常の展示だけでは分からない魚たちの不思議を体験できるシアターです。
ここで見られるのはテッポウウオ、デンキウナギ、ピラニア、イリエワニなど。時間によって見られる魚が異なりますので、さかなライブ劇場入口の看板をチェックして、見たいお魚の時間を狙ってみて下さい。
大人気のイルカショーでは、イルカたちの大迫力のジャンプが間近で見られます。割とコンパクトなスタジアムのため、イルカとの距離が近く感じます。そのおかげか(?)前列の特に中央付近はびしゃびしゃに水がかかる可能性がありますのでご注意ください。
また、1日1回トレーニングライブが開催されています。トレーニングライブはいつものショーとは違い、練習中のイルカの技などを見ることができます。ぎこちないイルカたちの技もなかなか可愛いので、是非時間が合えばご覧ください。
土日は非常に混雑しますので、出来れば早めに席を確保することをおすすめします。夏季や年越しなどはナイトショーも開催されており、昼間とはまた違った雰囲気で楽しめるので、イベント情報もチェックしてみてください。
ラッコのお食事タイムでは、飼育員さんがラッコに餌やりをしながら解説をしてくれます。ラッコに関するクイズがあったり、陸に上がったラッコの姿を見せてくれたりと、子どもでも楽しめる内容となっています。
ガラス越しではありますが、いつもと違ったラッコたちの姿が見られるのでおすすめです。こちらは1日3回開催で、もちろん観覧は無料。ラッコ館の地下ではラッコの毛皮も触ることができますので、併せてお立ち寄りください。
お昼を食べるならココがおすすめ
お弁当を持参される方は、お弁当広場をご利用ください。本館の隣が広いお弁当広場になっており、学校の遠足などでもここが利用されるようです。特に2階席が眺めがよく、風も気持ち良いのでおすすめです。
ベンチも多数ありますが、下にレジャーシートを広げて利用してもOK。芝生・ベンチ・2階席など、お好きなところでお弁当タイムをお楽しみください。
世界のさかな館の前にある売店「マリンショップ」では軽食が食べられます。スマスイオリジナルの商品も多く、特にスマスイうどんやイルカ焼きは人気だそう。スマスイオリジナルメニューは見た目も可愛いので、子どもも喜びそうですね!
売店前にはテーブル席も多数あり、日差しを避けて食事することが可能です。暑い日でもゆっくり休憩できるのはありがたいです。
ショー以外にも楽しい要素が盛りだくさん!
2016年にリニューアルしたペンギンエリアは、なんと柵より上にネットもガラスもありません。触れそうなほどの距離感でペンギンたちを眺めることが出来ます。多数のマゼランペンギンたちがプールと陸を行ったり来たりしながら過ごしています。
時期が合えば、小さなヒナと子育て中のお父さん・お母さんペンギンの様子も見られます。いくつか小屋がありますので、中をじっくり覗いてみて下さい。この日は5月上旬でしたが、親ペンギンのおなかの下で小さく丸まるヒナを見ることができました。
「世界のさかな館」では美しい金魚や錦鯉が見られます。鯉が飼育されている池の周りには椅子もあり、優雅に泳ぐ魚たちをゆっくり眺めることができます。
また、鯉にはエサやりもできるようです。1回100円で数は限られているので、その点はご注意ください。小さいガチャガチャのカプセルの中に餌が詰まっているのですが、兄弟や家族で分けても十分楽しめるくらいの量が入っています。
「アマゾン館」にはトンネル水槽があります。なんとこのトンネル水槽、日本で初めて導入されたのが、ここ須磨水族園とのことです。この歴史あるトンネル水槽には古代魚・ピラルクなどが泳いでおり、アマゾン川の中に入ったような気分で魚たちを眺めることができます。
イルカスタジアムの近くには「シールピース」があり、人懐っこいアザラシたちがのんびり過ごしています。たまに飼育員さんが餌を持ってくるのですが、芸の練習をしながら餌をもらっており、運が良ければ可愛い練習風景を見ることができます。
アザラシたちですが、かわいい顔でプールに浮かんでのんびりしていることが多いので2ショット写真が撮りやすく、おすすめの撮影スポットです。
須磨水族園には小規模ですが遊園地ゾーンもあります。なんと遊園地の一角にはイルカプールがあり、ふれあい体験イベント「イルカにタッチ(有料)」では、ここのイルカたちを触ることが出来ます。
遊園地で遊びながらイルカを眺めることができるなんて、他の水族館にはない楽しみ方ですよね。スマスイが「水族園」という名前になっているのは、こういった生き物との距離感に由来しているのかなと感じました。
イルカスタジアム周辺に行ったなら、もうひとつ是非立ち寄って頂きたいポイントがあります。
その名も「オオアナコンダ水槽」。もう名前だけで何が待っているかはお分かりと思いますが、勇気のある方はぜひ、このトンネルに入ってみて下さい。かなり小さなトンネルですが、お父さんお母さんも首を突っ込んで中を覗いてみることが可能です。
さいごに最新の楽しみ方をご紹介
2014年から導入されているARアプリ「スマスイ博士」。スマスイをもっと楽しく学べるARアプリとのことで、園内各所にあるARアプリ用の看板にスマートフォンのカメラをかざすと、スペシャルな動画が見られたり、ARを利用した写真撮影が出来たりするようになっています。
こういった手のひらサイズの看板が、なんと28箇所も設置されています。ちなみに動画に関しては、その場で再生しなくても家でゆっくり見ることができますので、とりあえず看板を周ってコンテンツを解放しておけばOKです。気になる方は公式HPもぜひ併せてご覧ください。
様々な楽しみ方が出来る須磨海浜水族園。リーズナブルな水族館ながらも1日たっぷり楽しめますので、ぜひご家族でお出かけしてみてはいかがでしょうか。
須磨海浜水族園の施設情報
住所 | 兵庫県神戸市須磨区若宮町1丁目3−5 Google マップ |
---|---|
電話番号 | 078-731-7301 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 2019年1月~2月、12月および2020年1月〜2月の毎週水曜日※一部除外日あり 2019年12月2日(月)、3日(火)の2日間工事休園日 |
料金 | 18歳以上1300円、15歳~17歳800円、小・中学生500円、幼児無料 |
最寄り駅 | JR「須磨海浜公園駅」から徒歩5分 山陽電鉄「月見山駅」から徒歩10分 |
駐車場 | 1,090台(夏季1,800台) 土日祝・7、8月:第一・第二駐車場 最初の1時間400円、以後1時間毎200円 7・8月を除く平日:第一駐車場 最初の1時間300円、以後1時間毎200円、上限額700円 第二駐車場 最初の1時間300円、以後1時間毎200円、上限額なし |
公式HP | https://kobe-sumasui.jp/ |
本記事の内容は作成時点の情報です。最新の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。