入館無料!楽しい実験教室もおすすめ「灘浜サイエンススクエア」
神戸市灘区の「灘浜サイエンススクエア」は、神戸製鋼所が地域交流を目的として設立した学習施設です。「製鉄・発電・エネルギー・環境」をテーマに、体験や遊びを通して学びを深めることができます。なんと入館は無料。駐車場の収容台数は20台と多くはありませんが、駐車料金も無料です。
土日でもそれほど大混雑していることはなく、気軽にふらっと行けることや、実験教室などの楽しく学べる仕組みがある魅力的な施設です。
体を動かして学べる仕掛けが多数
大きな室内ジャングルジム!ワンダーメイズ
館内中央に配置されている、大きなジャングルジム。迷路のような立体的な造りとなっており、色んなところから登ったり降りたりできます。入ってすぐ目に入るので、まず遊び盛りのお子さんは飛びつくこと間違いなしです。
狭い通路や色々な障害物があり、一度入るとなかなか出てきません。ちなみに、そのまま2階の休憩スペースへと抜けられる造りとなっています。ただし、ある程度身長がないと登るのも難しい造りとなっており、110cm以下のお子さんは残念ながら利用できませんのでご注意ください。
記録に挑戦してみる?1トンの重さや発電を体感する
こちらの装置では、1トンの重りを4方向から引っ張って持ち上げるチャレンジができます。お父さん・お母さん、総出で力を合わせて挑みましょう。
学校で「トン」という単位を習っても、実際それだけの重さに触れることは日常生活ではなかなかないと思います。体を動かして学ぶことが出来るのは、こういった施設ならではですね。
こちらの黄色い装置は「発電計算機」。自転車の空気入れの要領でポンプを動かすと発電量を計算してくれます。装置上部の得点板に、その日の最高記録が表示されているのでぜひ挑戦してみましょう。
自転車を漕ぐとボールの下にあるプロペラが回り、風をおこしてバルーンを持ち上げる仕組みです。単純な仕組みですが、頑張って漕いでもなかなか上手く浮いてくれませんので、人間の手でエネルギーを生み出すことは大変な作業なんだなと感じます。
他にも楽しい仕掛けがたくさん
こちらはタイミングよくボタンを押してコイルに電気を流すことで、レールの上の球を転がす装置です。最初はやや難しく感じるかもしれませんが、ボタンを押すタイミングさえ分かればどんどん球が加速していくので、ゲーム感覚で楽しめます。
ボールを持ち上げるためのハンドルが6か所あり、そこから装置にボールを転がし、ボールの進む道を観察する装置です。あまり仕組みが理解できなくても、動いているボールを眺めるだけでも楽しいようで、小さなお子さんに人気でした。
鉄を叩いて音の違いを確かめる巨大な鉄琴や、砂鉄で絵が描ける装置などもあります。こちらの2つも、小さなお子さんでも気軽に楽しめる簡単な仕組みになっています。
学習施設と聞くと小さな子供では楽しめないかなと思われがちですが、灘浜サイエンススクエアは3~4歳からでも直感的に楽しめる仕組みが多く取り入れられている印象です。
さらに館内には、ちょっと変わったコンビニ風のブースがあります。その名も「環境コンビニ」。置いてある食品のバーコードを読み取ると、その商品にまつわるデータがモニターに表示されます。エコロジーマークの意味なども知ることができるので、おままごと気分で遊びながら、環境について学ぶことができます。
楽しい実験教室や読書でさらに学びを深める
土日開催の実験教室がおすすめ。なだはまルーム
土日祝限定、14時からの1日1回しか開催していませんが、実験教室が本格的でおすすめです。身近なテーマを扱っており、手を動かして学べるように実験道具が配られるなど、楽しく学べる工夫がされています。実験テーマは概ね3か月ごとに変わるようです。
また、月に1度ほど「なるほどくらぶ」という少し高度な内容の教室も開催されています。こちらは小学校高学年以上が対象です。公式HPに開催日などの情報が掲載されますので、お出かけの際はチェックしてみてください。
最後に「はてなのおみやげ」という宿題が出るのも楽しいですね。答えはHPで確認することができるので、分からないことを考える良いきっかけとなります。夏休み期間中は水曜も開催しているそうです。
遊び疲れたら読書で一休みも
館内中央には、いくつかのベンチと自由に読める本が置いてあります。物理・科学・生物・図鑑など多数のジャンルの本があり、子どもはもちろんですが、大人が楽しめる本もあります。ワンダーメイズから出てこないお子さんたちを待ちながら、お父さん・お母さんも読書ができるのはいいですね。
図鑑はもちろん、新しい「ざんねんな・・・」シリーズもありました。絵本もいくつかありましたので、文字が読めない小さなお子さんでも一緒に読書を楽しめます。
さらに学びを深めるなら
受付の横で「ヒントの本」という本が自動販売機で販売されています。中身は灘浜サイエンススクエア内の様々な展示の遊び方や、学びを深めるためのヒントが掲載されています。
こちらのヒントの本、自販機で購入すると1冊100円ですが、のびのびパスポートの提示で無料となります。のびパスをお持ちの方は、受付で提示してヒントの本を貰ってください。なかなかボリュームのあるおすすめの冊子ですので、是非最初の受付の際に入手しておくことをおすすめします。
最上階にはビオトープも
屋外にはビオトープも有り
2階から外に出るとビオトープがあります。ここではメダカやエビ、トンボなどの小さな生き物たちを観察することができます。また海が近いので眺めもよく、風の気持ち良いビオトープです。
ビオトープの横の方には水路が続いており、ここには柵がありませんのでかなり近づいて生き物を観察することができます。よく見ると葉の根元あたりで魚が休んでいたり、エビが元気に泳いでいたりするので、よく目を凝らして観察してみてください。
ビオトープの隣には座れる休憩スペース(屋内)もありますので、ここでゆっくり休憩することもできます。自動販売機も置いてありますので飲み物を飲むことはできますが、お菓子も含めて食事は禁止されていますので、ご注意ください。
アクセスなど
灘浜サイエンススクエアへのアクセスは、電車であれば阪神大石駅が最寄りです。お車の方は駐車場(20台)が無料で利用できます。土日でもそれほど混雑はしていませんので、車も問題なく停められるかと思います。
冒頭でもご紹介した通り、無料の学習施設ですのでいつでも気軽に訪れることができますが、出来れば実験教室(土日祝のみ14時~)に参加できるように調節して行くのがおすすめです。
灘浜サイエンススクエアの施設情報
住所 | 兵庫県神戸市灘区灘浜東町2番地 Google マップ |
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電話番号 | 078-882-8136 |
営業時間 | 9時30分~16時30分 (入館は16時まで) |
定休日 | 月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始、気象警報発表時 3月末、GW、10月末に臨時休館日があります。詳細は公式HPをご確認ください。 |
料金 | 無料 |
最寄り駅 | 阪神電車「大石」駅から徒歩約12分 |
駐車場 | 20台 / 無料 |
公式HP | http://www.kobelco.co.jp/nadahama/science/ |
本記事の内容は作成時点の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。